イヴとナナの終わりのお話を綴ることは、私にとって容易なことではありません。
イヴとナナと共に、ずっとずっと一緒に暮らしていきたいと思っていました。
でも、「終わり」はやってきました。
ふかふかした毛の感触、びゅんびゅん回るシッポ、ぺろぺろ舐めてくれる舌、低く太く深みのある声、優しい目、匂い、そのどれもが過去のものになりました。
イヴとナナが、どれほどに私達を幸福にし、生活を豊かにしてくれたかを文章に表現することは難しいことです。
愛情をストレートに表現する彼女達に、私達家族も負けないほどに受け止め、返したと信じています。
ですから、多くのラブの飼い主さんたちへ、いえ、すべての愛犬家へ、イヴとナナの終わりのお話をしたいと思います。
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